1954年から発売している崎陽軒のシウマイ弁当
現在の価格は900円
シウマイ弁当の中身は、

◯黒胡麻がふりかけてある俵型のご飯
(気を抜くと割り箸が折れそうなくらいかたく、冷たいお米が好きです)
◯小梅
(マイルーティンでは、一旦おかずエリアに移して、完食から2つ前に食べます)
◯シウマイ
(醤油をかけて、さほど辛くないカラシを乗せて待機させます)
◯マグロの漬け焼
(冷んやりとしたマグロがたまりません。私としてはシウマイと同格の主食です)
◯蒲鉾
(箸休め的な位置づけです)
◯鶏の唐揚げ
(ふっくら感ゼロの唐揚げですが、このあっさり感がシウマイの味を引き立てます)
◯玉子焼き
(何気なく食べてしまいますが、食感・味のレベルが高くあなどれません)
◯筍煮
(100%送りバントを決める超安定感のある2番バッター的存在、筍煮のないシウマイ弁当は、打線がつながらず得点できないはずです)
◯切り昆布と千切り生姜
(次のおかずに移る前に少量を口に運び、これで口の中をリセットします)
◯あんず
(いるいらない論争の主役。デザートとして最後に食べます)
シウマイ弁当は “横浜のソウルフード” と言われています。
私も何かと食べていますが、感覚的にソウルフード扱いされるようになったのは15~20年前からではないでしょうか。
全国の駅弁ブームがあり、百貨店の催事などで取り上げられるようになった時期からでしょう。
そもそも、気軽にシウマイ弁当を買えませんでした。
今でこそ、スーパーストアや街道沿いの販売店などさまざまなところで買えますが、以前は、売っている場所が少なかったのです。
だから、シウマイ弁当は横浜スタジアムで野球を見ながら食べた思い出しかありません(笑)
当時の横浜スタジアムは、シウマイ弁当もしくは、泉平のいなり寿司の二択でした。
崎陽軒のホームページを見ると、経営理念の一つに「真に優れたローカルブランドを目指します」と記載されています。
崎陽軒は、お弁当の製造販売だけではなく、横浜のブランドも高めてくれています。
崎陽軒の経営一族 野並家は横浜の経済活動などを積極的に行っているイメージがあります。
横浜の氏神様 伊勢山皇大神宮 が債務超過に陥り運営困難になった時、藤木企業の藤木幸夫さんたちと再建に奔走したと聞いています。
「グローバルな時代だからこそ、ローカルが輝く」
崎陽軒のシウマイ弁当を食べると、そんなことまで思ってしまう。
と言ったら大げさでしょうか(笑)
能書きは抜きにして、やっぱりシウマイ弁当は美味しいし、横浜市民のソウルフードです。
これからも世代を超えて変わらない味を保ち続けるヴィンテージ弁当になるはずです。
いつも売り切れですが、横濱チャーハンもおすすめです。

お得な690円です。

それでは、いただきます。