バンコクの定宿 ペニンシュラホテル
前回の続きです。
私のペニンシュラ・ルーティンを紹介しますと、
チェックインし、荷物をほどいた後、まずチャオプラヤー川沿いのリバーカフェに行きます。
観光船やはしけ船のような働く船の行き来を眺めながら、川からの風を受け「また来ちゃったよ」なんてニヤけます。
早起きしてホテル内を散歩すると、朝食の用意をしているスタッフさん、中庭の芝を刈っているスタッフさんたちが、静かにテキパキと働いています。
ホテルのスタッフさんに限らず、海外で早朝から働いている姿を見るとエネルギーがチャージされた気分になるから不思議です。
ビュッフェ・スタイルの朝食をとります。
ビュッフェが苦手で、ビュッフェしか選べないホテルでは、外で朝食をとることが多いのですが、ここのビュッフェは別物です。
シェフが好みの調理をしてくれるメニューも多く、フルーツ、デザートも充実しています。
館内もしくは屋外(リバーカフェ)でも食べれますが、私は、ほぼ館内で食べます。
「さて、何を食べようか」とコーヒーを飲みながら、柔らかめなクッションのソファに深く腰掛けて考える。
至福の時です。
朝食後、リバーカフェ隣のプールに移動します。
運が良ければ、プールサイドにあるタイの伝統的な東家サーラーを使えます。
お昼過ぎまで、プールサイドの日陰で読書をしながら過ごします。
(旅に行く前に、機内や旅先で読む本を買う楽しみもマイ・ルーティンの一つです)
部屋に戻り、シャワーを浴びて外出の用意をします。
ホテルの船着場から船に乗り、サバーンタクシン駅に向かいます。
ホテルからご近所への移動はタクシーを使いますが、バンコクの中心地へ向かう道路は渋滞が多く、電車での移動がおすすめです。
もしくは、船でマンダリン・オリエンタル・ホテルに行き、オーサーズ・ラウンジでお茶を飲んだり、ザ・ヴェランダで軽食を取ったりします。
川向こうのシャングリラ・ホテルのタイ料理レストラン サラティップ も行きます。
サラティップはお気に入りのタイ料理のレストランです。
ペニンシュラホテルの船を利用して、チャオプラヤー川沿いの他のホテルを気軽に訪れることができます。
最小限の持ち物だけを持って、その時の気分に合わせて、どこのホテルでも宿泊者のように振る舞っています(笑)
サバーンタクシン駅側の船着場とホテル間の船は深夜12時まで運行しています。
深夜になれば、渋滞もなくタクシーでホテルに帰ってもいいのですが、電車と船で戻れる時間までに戻ります。
バンコクは比較的安全だと思うのですが、何かあっては、楽しい旅行が台無しになります。
どこのホテルに宿泊しても、ホテルのスタッフさんと気軽に会話するようにしています。
ペニンシュラホテルのスタッフさんたちは、「気さくながらも礼儀正しく」、いつも楽しく話すことができます。
「へりくだった礼儀正しさ」より心地のいい接客です。
楽しいほど、時は早く過ぎてしまいます。
到着したと思ったら、もうチェックアウトです。
フライト時間によりますが、最後に最初と同じリバーカフェでお茶を飲みながら、無理やり、感傷にしたるような演出をします。
帰国する悲しさや寂しさが次回の旅へのモチベーションにつながります。
ホテルから空港まではタクシーを利用します。
到着からホテルまでは、ホテルのリムジン。
帰りは、タクシー。
ペニンシュラホテルを出たら、現実に戻らなくてはならない。
タクシーに乗るたびに、燃料メーターを確認しますが、ガソリンがギリギリの車ばかりです。
「なんとか空港まで止まらずに行ってくれ」とドキドキしながら、空港まで行くのもルーティンの一つです。
都会のホテルなのに、リゾート感が味わえる立地と建物。
まさにアーバンリゾートホテルです。
そして、心地いい接客。
旅行に行く目的の一つは、日常生活のリセット。
最高のリセット装置がバンコク・ペニンシュラホテルです。